ケアンズには、娘が年中児だったとき遊びに行きました。
時差も1時間だし、機中泊で翌朝にケアンズに到着するので、7.5時間程度のフライトなら、4歳の娘の体への負担も少ないと思ったのです。
ただ、利用する航空会社がLCCのジェットスターだったので、少し心配でした。
私は、格安航空会社デビューはできれば国内線が良かったのです。
でも、実際に乗ってみたら、予約時からの機内食もついていて、一安心。
国際線で機内食が当たり前に頂けないなんて、旅の楽しみが1つ減るようで嫌なので、ちゃんと食べられて嬉しかったです。
でも、シートは安めの革っぽくて、体を包み込むというよりはスルスルと滑ってしまってくつろぎにくく残念でした。
それなのに、夫は人一倍早く眠り始め、娘も座席を2席使ってぐっすり眠っていました。
現地時間の早朝5時半にケアンズに着き、HISのオフィスに荷物を預けて、夕方のチェックインまでに、世界遺産のキュランダ渓谷を訪れることにしました。
キュランダ渓谷
8時半発のキュランダ観光鉄道に乗るため、着いたばかりでよく分からない道をばたばたと走って駅に向かい、チケットを買ってすぐに列車は出発。
キュランダ観光鉄道はえんじ色のレトロな木造列車で、ケアンズ駅とキュランダ駅を片道2時間で結びます。
娘は睡眠不足を解消するように、列車の座席をベッド代わりにして深い眠りについていたので、まるで「世界の車窓から」みたいな美しい景色は一切目にすることがありませんでした。
そして、キュランダに到着してからもしばらくは抱っこでしたが、レストラン「FROGS」で大好きなピザを食べたら元気になりました。
昼食後は、「コアラガーデンズ」へ。
そこには、クロコダイルやカンガルーやワラビーがいて、コアラを抱っこすることもできます。
かわいいコアラが沢山いましたが、殆どのコアラが寝ていたことと、抱っこは身長120㎝以上の子どもから可能だったので、娘は身長が足りなくて諦めなければならず残念がっていました。
でも、カンガルーへの餌やりはかなり楽しんでいました。
始めはおっかなびっくりでしたが、カンガルーもワラビーも一切凶暴さがなくおとなしいので、安心してからは何度も餌を追加購入してあげていました。
ときどきワラビーもぴょんぴょん飛んできて餌を欲しがります。
私も餌やりをしてみましたが、手のひらがモソモソとくすぐったい感触がたまらず、「カワイイ!」とはしゃいでしまいました。
カンガルーとワラビーと存分に触れ合ったあとは、工芸品などを売るマーケットでお買い物をし、コアラの人形を背負う形のリュックサックを購入して大喜び。
大きさもちょうど娘にぴったりだし、最後の1品だったので運命を感じたようで「キュランダちゃんて名前にする!」と即座に命名して笑えました。
また、おやつには「ホームメイドトロピカルアイス」で買ったソフトクリームを食べました。
甘くて濃厚でとても美味しく、ガイドブックに載っていたご主人のクリフさん本人を見て「本物だ~」と喜んでいました。
キュランダ駅14時発の列車でケアンズに戻り、娘は車中でまたもや寝たので、結局素晴らしい渓谷美を堪能したのは大人だけでしたが、楽しいショートトリップでした。
「おちゃちゃ」という日本食レストランで早めに夕食を頂いて、ようやくホテルにチェックイン。
広くて快適そうなホテルで、娘はベッドをトランポリンにして弾んでいました。
でも、明日はグリーン島に行くので、夜更かししないで早めに寝ました。