実家の和室
私の実家には、和室が1階と2階に1部屋ずつあります。
メインの和室は1階で、炉が切ってあったり、床の間がありますが、2階の和室は畳と障子と押し入れ以外は特に何もありません。
ある日、母から電話があり、2階の和室の壁を、私に塗り直してほしいとの依頼がありました。壁以外の、畳と障子は業者にお願いするけれど、壁は私の腕前を買ってくれたようです。
そして、母の希望を聞くと、壁はこれまでと同じ砂壁にしたいと思っていて、色は抹茶色にしたいとのことでした。
砂壁は、私にとって初めての材料なので、ネットで調べてみると、珪藻土より少し難しそうです。
なぜなら、元々の砂壁に下地調整をしないと、新たに砂壁を塗っても、下から「アク」が浮き上がってくるようなのです。
ですから、下地調整剤「壁を塗る前に」という名前の商品と、砂壁8坪分を購入し、実家にmyコテを持参して、いざ初挑戦です。
●砂壁 8坪分・・・¥5,225
●下地調整剤 1.2ℓ・・・¥2,160
●マスカー・・・¥513
合計 ¥7,898
養生と下地調整
たった6畳ですが、昔の和室は今のと違って、長押(なげし)とか柱がある分、養生の手間もかかります。
下地調整剤は、霧吹きのような容器を使って、壁に吹きかけていきました。娘が楽しんでやってくれたので、私は高いところを中心に吹きかけました。
下地調整剤をなじませたら、いよいよ砂壁を塗っていきます。
砂壁に初挑戦
珪藻土のように、既に練ってある商品がないので、まずは練る作業からです。
外壁塗装会社「雅」の曽我部社長に、事前に注意すべきことなどを色々教えてもらいましたが、プロは電動攪拌機を使うとのことで、私のような素人にはそのあたりが大変そうです。
また、塗りムラや仕上がりについても、母は「人を招く部屋ではないから、ムラも気にしないし、塗り跡が見えるほうが好きだから。」と言ってくれたので、あまりプレッシャーを感じずに済みました。
まずは、袋からバケツに砂壁の材料を入れます。この時、結構な量の細かな材料が飛ぶので、マスクは絶対に必要です。
次に、袋に書いてある量の水を少しずつ加えていきます。
段々と泥のようになっていきます。
私は、調理用のゴムべらとしゃもじを使って混ぜたので、きっと上手く混ざらなかったと思いますし、柔らかさの加減が分からず不安でした。
でも、とりあえずやるだけやってみます!