インド旅行④ 2015.MAR

サリーのお店には、女性用のみならず、男性用も子供用もありますが、あまり種類は豊富でないので、夫の衣装はすぐに決まりました。

↑ 濃い顔なので、めちゃくちゃ似合います。

本人は、着る前は「こんなの嫌だよ・・・。」と言っていましたが、着ないという選択肢がないこと(私が許さないこと)も人一倍分かっているので、「どうせならターバン巻くか!」と前向きになってくれました。

そんな夫に対して、娘はここへきて「着たくない」とぐずり始めてしまいました。

高温多湿の環境は、大人でもしんどいので、幼い娘も体力を奪われて疲れていたのだと思います。

それに、ここでやらなきゃ意味がないと思うのは私だけで、娘にしたら「今ここで着たいとは思わない。」わけですから、それは分かったのですが。

でも、私にとって旅先で民族衣装を着ることは、大きな楽しみの一つだし、3人で着ることに意味があるので、娘の気持ちに寄り添うことはできません。

「たいていのことは、○○ちゃんの気持ちに合わせてあげてるでしょう。この旅行でママが諦めたり譲っていること沢山あるよ。でも、日本で約束したように、ママはインドでサリーを着てタージマハルを見るのが夢だから、それは潰されたら困る。」と説得し、お店のスタッフにも協力してもらって、なんとか着せることができました。

でも娘は、サリーを着たあとも、ぶうたれた表情で、カメラも見ないし、「サリー着てるから帽子とれば?」と言っても無視。

サリーのお店からタージマハルまでの道でも、沢山の人にサムズアップをされたり、写真を撮られたり、「マハラジャ!マハラニ!ベイビーマハラニ!」と言われて注目を浴びたので、余計に不機嫌になっていました。

タージマハルに着くと、まわりには物売りが多いのですが、民族衣装を着ているので余計にしつこく寄られます。

その中に、象の人形を「じょう!じょう!○○ルピー!」と言って売ろうとする男の人がいて、夫は日本語のニュアンスまでは分からないだろうと思って、「ていうか、そもそも”じょう”じゃねえんだよ、”ぞう”なんだよ」と半分ふざけて言ったところ、完全に聴き取れていたようで「あ!ぞう!ぞう!」と苦笑いで言い直してくれて、なんだか笑えるやら申し訳ないやら。

必死さとけなげさがたまらないお兄ちゃんでした。

タージマハル

いよいよタージマハルに入場です。

私に怒られたガイドさんは、償いの気持ちを示してくれたのか、ずっと私たちの写真を撮ってくれたので、私も先程の怒りはすっかり消えて、目の前の景色をただただ夢中で楽しみました。

真っ白なタージマハルが見えたときは、本当に感動しました。

「ついに来られたんだ~!」という思いで胸がいっぱいになり、子どもの頃からの夢が叶った喜びで涙が出そうでした。

ここでも、あちらこちらで写真撮影を頼まれましたが、テンションMAXの私&いざとなったら楽しむ夫とは対照的に、娘は相変わらずご機嫌ななめ。

でも、笑顔のない写真ばかりなのも、今となっては良い思い出です。

娘は、3年経った今では「衣装を楽しめば良かった。でも、この時は暑くて死にそうだったの。」と言っています。

タージマハルの中を見学するときは、靴の上からブルーのビニール袋を履かされます。

内部の見学も楽しかったのですが、私はとにかく外観が好きでたまらないので、庭園からずっと眺めていました。

大理石のきれいな白なのか、シンメトリーな造りなのか、大好きな玉ネギ型のドームなのか、何にそんなに惹かれるのか言葉にできないのですが、これまでの人生で見た素晴らしい建物の中で、タージマハルは断トツの1位です。

そして、小学生のときに教科書かなにかで見て「ここにいつか絶対行く!」という思いが叶ったことも嬉しかったし、実際に見て更に大きな感動を得られたことも良い経験になりました。

その場を後にするときは、未練たらたらでしたが、しっかり目に焼き付けて帰りました。

またいつの日か見に来たいなと思います。