↑ ドライバーさんとは列車の出発前にお別れ。次はアグラの駅でガイドさんが迎えてくれます。
↑ 間違い探しの本で退屈しのぎをしました。
↑ 朝食が付いていて、機内食のような感じで運ばれてきます。
↑ 右斜め前の人が、食べ物にフォークを立てて刺していたのが面白くて、写真に撮ってしまいました。
アグラまでの2時間の列車の旅は、朝早かったこともあって、娘はすやすや眠り、私も眠かったのですが、窓の外を見ていたら、そんな眠気が吹き飛びました。
↑ 列車にドアがなく、溢れそうなくらいぎゅうぎゅうに人が乗っています。
また、写真には撮りませんでしたが、線路内に普通に人が立ち入っていて、なんとお尻を出してしゃがんでいたり、当たり前のように立ち小便をしているのです。
まさかそんなものを目にすると思わなかったので、夫も私も衝撃を受けて、3年経った今でも「あれはすごかったよね!」と話します。
アグラ駅に到着し、ガイドさんとも無事に会えました。
駅前には、ガイドさんの他、タクシーやリクシャーの客引きも多く、空港の到着ターミナルのようでした。
アグラ城
アグラ城は、前日に見たラールキラーと同じような赤い城で、中はとても広かったので、4歳の娘にはかなりの運動量となりました。
タージマハルを造ったシャージャハーンが、後継者争いでこのお城に幽閉されて、ここから川の向こうのタージマハル(奥さんのお墓)を見ていたのだとガイドさんが教えてくれて、素敵な写真も撮ってくれました。
↑ 朝もやにかすむタージマハル。
シャージャハーンも同じものを見ていたのかなと思いを馳せました。
お城の中の装飾はとても豪華で、私はイスラム建築がとても好きなので、いくら見ていても飽きませんでした。
でも、その反面、早くタージマハルに行きたい気持ちが高まって、落ち着かなくなりました。
↑ 娘に、「リスに餌やりをしてごらん」と勧めてくれる男性がいました。
でも、娘は暑さで疲れたようで、あまり反応しませんでした。
↑ タージマハルまでは、リクシャーのような乗り物で移動したのですが、思わぬトラブルが発生しました。
私は、アグラ駅で、前もってガイドさんに「タージマハルに行く前に、家族皆でサリーをレンタルしに行きます。」と話していたのですが、アグラ城の見学で時間がおしてしまったのか、面倒臭いと思ったのか、サリーのお店に寄らずに、そのままタージマハルのチケット売り場に直行されてしまったのです。
更に、「チケットを買ってくるから待っていて。」とチケット売り場から離れた場所で待たされ、戻ったときに「○○ルピーでした。」と言われて何も考えずにお金を渡したのですが、ガイドブックに記載された金額より高い気がして確かめたところ、3倍近く高いお金をとられていたのです。
ですから、私はすごく怒った表情と声で「見学前にサリーをレンタルする約束も果たさないし、チケット代金も騙して高く請求して信じられない!今すぐツアー会社に連絡するから電話して!」とまくしたてました。
すると、ガイドさんは、「怒らないで」みたくヘラヘラ笑いながら「勘違いだった」とか「全て悪かった」と謝って、お金も返してきて、サリーの店まで、自腹で乗り物代を払って連れて行ってくれたので、それ以上は何もしませんでしたが、気づいて良かったと思うと同時に、ガイドさんまで疑わなければならないなんて・・・と哀しくもなりました。
彼は、アグラ駅で会ったときから、写真を沢山撮ってくれたり、熱心に案内や説明をしてくれてもいたので、夫は「まあ、許してあげてよ。悪い奴じゃないよ。」とガイドさんに同情してあげていましたが、私にすれば「はじめに良いことをして親切ぶって、そこに恩を売るみたいに悪いことするなんて偽善者じゃん。」と腹の虫がおさまりませんでした。
でも、サリーのお店に着いたら、サリーを着られる喜びで、不機嫌は直り、3人それぞれに衣装を選んで着付けをしてもらって嬉しくなりました。