2008年7月、長年憧れていた立山・黒部アルペンルートの観光に行きました。
1泊2日で見所を全て回れるツアーでしたので、たまにはお任せプランも良いかなと思って参加してみました。
初日は、東京駅から新幹線に乗り、上田駅からバスで宇奈月駅へ。
宇奈月駅は、今回の黒部峡谷探訪のスタート地点です。
黒部川電気記念館では、これから訪れる黒部の魅力や、ダムの開発についての映像や模型が面白かったです。
お昼過ぎに、黒部峡谷鉄道・トロッコ列車に乗りこんで、鐘釣駅を目指しました。
オレンジ色のレトロな車両で、窓もなくて開放感たっぷりでした。
↑ 新山彦橋。宇奈月駅を出発して最初に渡る橋で、166mもの長さがあります。
↑ 宇奈月ダム。赤い半円形の欄干は、湖面橋のものです。
↑ 黒薙駅を少し過ぎたあたり。
鐘釣駅で下車して、万年雪展望台へ。
↑ 対岸にある万年雪を見ることができます。
鐘釣温泉は、河原に湧き出る露天風呂が有名で、手を入れてみたら本当に温かかったです。
またトロッコ列車で宇奈月駅まで戻り、バスで「ホテルグリーンプラザ白馬」に向かってゆっくり過ごしました。
翌朝、緑の山の美しい景色を見ながら頂いた朝食が美味しかったです。
短い時間の滞在でしたが、快適で素敵なホテルでした。
2日目は、バスで扇沢駅に向かい、黒部アルペンルート散策のスタートです。
そこから黒部ダム駅まで、電力で走るトロリーバスに乗りました。
黒部ダム展望台までは、220段のもの階段を上るのがしんどかったですが、目の前に広がる雄大な景色は感動的でした。
次は、展望台から黒部ダムに向かいます。
日本最大級のダムは、放水も迫力満点で、見れば見るほど「よくこんなものを人の手で作ったな~。」と感動し、多くの人の働きと犠牲と今日のありがたみを思って胸がいっぱいになりました。
↑ 虹が見えて嬉しかったです。
↑ ダムのアーチ型の部分を歩いて進み、ケーブルカーで黒部平に行きます。
黒部平からは、立山ロープウェイに乗って大観峰駅へ。
このロープウェイは支柱が1本もなく、7分もの間360度のパノラマを楽しめます。
大観峰からの景色も素晴らしく、展望台には雪が残っていて、夏に残雪に触れるのは初めてだったので不思議な感じがしました。
大観峰駅からは、トロリーバスで室堂へ向かい、室堂を散策。
↑ 日本で一番標高の高いところにある湧水。
↑ みくりが池はキレイでしたが、地獄谷はガス蒸気が噴き出しているのが見えたりして、とても怖かったです。
散策中、見ることができたらラッキーだという雷鳥がいて感激!
雷鳥は、国の天然記念物であり、絶滅危惧種でもあるそうですが、遠目に見ても愛らしい丸っこい体で「神秘の鳥」と呼ばれるのがわかるような気がしました。
↑ 室堂駅にあった雷鳥のお人形。
そこからは、バスやケーブルカーなどに乗って上田駅に向かい、新幹線で東京へ。
駆け足の旅でしたが、いつかまた来たいと思いました。