阿寒湖温泉から釧路空港のあたりまでは、ひたすらだだっ広い野原の1本道を走り続けるのですが、釧路駅周辺は建物も多くなります。
バスターミナルが釧路駅前にあって、土日祝日限定の乗り放題乗車券に興味があったので、窓口に行って買いました。
この日は、バスで40~50分かけて釧路湿原へ遊びに行くので、範囲が限定されるとはいえ、¥600で乗り放題乗車券が買えるのはありがたかったです。
バスの乗車券を手に入れたあとは、お昼ご飯を食べに「河むら」というラーメン屋さんへ。
釧路駅前からは、まっすぐにのびる大通りがあって分かりやすく、歩道も車道も広くて、札幌を思い出しながら歩きました。
「河むら」のラーメンは、醤油味のスープと、細いちぢれ麺が相性抜群で、あっという間に食べてしまいました。
娘も、もともと醤油ラーメン好きなので、釧路ラーメンは気に入ったようです。
いつもなら、食べ終わるとすぐに「もう行こう!」と店をあとにするのに、「今日はしばらくゆっくりしよう。」と言って、最後の最後までスープを飲んでいたので、本当に好きな味だったのだと思います。
食後は、再び釧路駅前に戻り、路線バスに乗って、釧路湿原へ。
お腹もいっぱいで、バスの窓からポカポカの日差しが降り注ぐので、うとうとしてしまいましたが、街中の景色から湿原ぽい風景に変わると目も覚めて、「どんなところなんだろう」とワクワクしてきました。
そして、14時ころ、湿原展望台に到着し、帰りのバスが15時10分発だったので、1周1時間ほどの散策路を歩いてみることに。
でも、右まわりと左まわりでは、ハードさに差があるようなので、アップダウンの少ない右まわりでスタートし、かかる時間によっては途中で引き返そうと話して出発しました。
10~20分くらい木道を進むと、サテライト展望台に着きます。
サテライト展望台からは、これぞ湿原!といったパノラマの景色が楽しめました。
雄大な自然を目の前にして、沢山の虫や鳥や植物や魚などが生息していることもよく分かりましたし、とにかく散歩が気持ち良かったです。
ちょうどコースの真ん中あたりからは、平らな木道が階段に変わり、上ったり下りたり忙しくなりました。
でも、のんびりしすぎると、バスに乗り遅れてしまうので、娘も私も息を切らして勢いよく進みました。
右まわりコースのラストには、吊り橋と急な上り坂があります。
吊り橋は、ぐらぐら揺れるけど、足もとの木と木の隙間もないし、高さもないので、恐怖は全く感じず、アスレチックのように楽しく渡れました。
でも、その直後の上り坂のつらいこと。
上っても上っても、急な坂が続くので、最後は本当に辛かったです。
ようやく平坦な道になると、まもなくゴール。
湿原展望台に戻ってきました。
10分ほどバスを待ち、ほぼ定刻に来たバスの車窓からは、沈む夕日を眺めました。
釧路は、夕陽の美しさが有名らしく、釧路駅前に16時に到着すると、幣舞橋(ぬさまいばし)からサンセットを見るのにちょうど良い時間でした。
私たちが幣舞橋に着いたと同時に、日は沈み、オレンジ色の空が何ともロマンチックでうっとりしてしまいました。
幣舞橋には、沢山の人がいたので、橋を下りてもう少し海の方へ行ってみたのですが、ぽつぽつと灯りがともり始めた景色もまた素敵で、寒いのにずっと外で過ごしました。
↑ 娘は遊具に夢中でした。
夕食は、釧路フィッシャーマンズワーフMOOに行って、魚政の「さんまんま」を食べました。
「さんまんま」は、炊き込みご飯の上に焼きたてのさんまがのっていて、間には大葉も挟んであって、初めて食べる美味しさに感動!
娘は、どちらかというと青魚が苦手なのに「さんまんま美味しい!」と言ってぺろっと食べましたし、私も大好きな味でした。
店のあちらこちらには有名人のサインが飾られてあり、私たちの席の側には、内田裕也さんのサインがありました。
MOOには、他にも食事処があるので、私はさんまんまと合わせて、鳥政で「ザンギ」という唐揚げも食べたかったのですが、あいにく店休日で食べられませんでした。
でも、釧路では色々な美味しいものに出会えたので、またいつか遊びに来て、他の食べ物にも挑戦したいと思いました。
18時半にMOOを出発するバスに乗って、釧路空港に向かい、20時の飛行機で羽田へ。
千葉の自宅に着いたのは、24時近かったので、娘はへろへろになっていましたが、釧路の魅力をいっぱい知って、楽しい思い出ができて良かったです。