先月、手持ちのJALのマイレージを無料航空券に換えて、徳島に遊びに行ったのですが、もう半分残っていたので、今月も「どこかにマイル」で旅行をすることにしました。
今回は、徳島、女満別、釧路、帯広の4都市で申し込みをし、本当は徳島に再度決まることを願っていたのですが、決まった行き先は釧路。
北海道は、札幌と小樽と旭川しか知らないので、早速釧路について調べ、阿寒湖でマリモやボッケ、アイヌ文化、温泉を楽しんだり、釧路で湿原散策とサンセットを楽しむ予定を立てました。
そして、2日間フルに動くことに備えて、体調管理に気を付け、いざ北海道へ。
飛行機は8時発で、朝から良い天気だったので、機内からは素晴らしい景色が見えました。
機長のアナウンスで、羽田から飛び立った直後は、眼下にスカイツリーやディズニーリゾートが見え、娘は大喜び。
私は、福島あたりから岩手あたりの、山と雲と海の景色に釘づけでした。
10時には釧路空港に到着し、気温も14度あって寒さは感じませんでした。
まずは、空港からリムジンバスに1時間乗って、阿寒湖温泉を目指します。
前日に、阿寒バスのスタッフと電話で色々な話をしていて「バスで寝ずに窓の外を見ていたら、丹頂が見えるかも知れません。」と言われていたので、その通りにしていたら、本当につがいで飛ぶ丹頂が見られて感激!
丹頂は、必ずペアで飛ぶとか、生涯離れないとか、奇数で飛んでいるのは子連れだとか、知らないことを沢山教えてもらって、ありがたかったですし、私の見た丹頂も2羽で飛んでいて、大きく羽を広げて悠々と青空を舞う姿は、とても美しかったです。
また、阿寒湖方面へ向かう景色は、ひたすら平坦で何もなくて、その広さに圧倒されました。
↑ 娘は爆睡。5時半起きだったので仕方ありません。
11時過ぎに、ホテル阿寒湖荘に着いて、15時のチェックインまでの時間を使って、辺りを散策することにしました。
最初に行ったのは、阿寒湖エコミュージアムセンターです。
そこでは、マリモが展示されていて、水槽の中に緑色のまん丸なマリモがいくつかありました。
次に、ボッケという泥火山を見に行きました。
阿寒湖エコミュージアムセンターのスタッフが、親切に色々と教えてくれて、「ボッケに向かう散策路の途中で、時々20秒位立ち止まって、カサカサという音が聞こえたら、エゾリスが近くにいるはずです。」とのことだったので、実際にそうしてみたら、本当にエゾリスを見ることができたのでびっくり!
↑ リスの小道では、11月なら94%の高確率でエゾリスに出会えるそうです。
私たちも2匹見かけましたが、大きな体をしていて、ちょろちょろっと動き回るのが可愛くてたまりませんでした。
また、何度も足を止めては耳を澄まし、ひときわ大きな「カサカサ」という音がしたので、山の方を見ると、なんとエゾシカがいました。
はじめは、黒くて大きな体がヒグマに見えたのですが、季節も違うし、立派なツノが見えたので「シカだ~!」と分かり、かなり近くまで行きましたが、逃げることもないので、そばで見ることができました。
私も娘も、まさか野生のリスやシカが間近で見られるとは思っていなかったので、とても嬉しくて、一瞬にして釧路が大好きになりました。
散策路を10分程進むと、段々硫黄の匂いが立ち込めてきて、ボッケにたどり着きます。
ボッケは、アイヌ語で「煮える」という意味だそうで、本当に泥がポクンポクンと音を立てて煮えていました。
ボッケのすぐそばには、阿寒湖の透き通った水があって、不思議な光景でした。
帰り道も、何度も立ち止まってエゾリスを探しましたが、見られたのは行きだけ。
でも、スタッフのお兄さんに報告したら「リスもシカも両方見られるのは、とても幸運ですよ!」と言われたので、丹頂を見たことも合わせて、釧路に歓迎された気分になりました。
ボッケの散策後は、お腹がすいたので、足湯カフェへ。
そこでは、ザリガニを使ったカルボナーラ「ザリボナーラ」を食べました。
テーブルの下が足湯になっていて、良い湯加減で気持ち良かったです。
↑ ザリボナーラと「まりもセット」を注文。
初めて食べたザリガニは、普通にロブスターっぽい味で、「レイクロブスター」と呼ばれることに納得できましたし、まりも羊羹&まりもゼリー&まりものお茶(まりも茶ん)も、食後のデザートにぴったりでした。
足湯カフェの目の前に、私たちの泊まるホテル阿寒湖荘があり、その周辺にはいくつもの手湯や足湯があり、手湯というのは初めてだったので試したところ、かなり熱くて長くは入れていられず・・・。
ホテル阿寒湖荘にチェックイン。
ウェルカムサービスで、ブルーベリーソースをかけた牛乳プリンを頂いたのですが、甘くてとても美味しかったです。
湖の目の前のホテルなので、ロビーからはキレイな景色が望めました。
お部屋も、朝昼晩と色が変わる湖が楽しみたいと思って、湖の見える和室を選びました。
↑ 12.5畳もあって、広々として快適で、娘もとても気に入りました。
お部屋にあった温泉まんじゅうも美味しくて、なんだか昼食からずっと食べてばかりになってしまいましたが、心身ともにくつろげて幸せでした。