10月21日は、十三夜の月&オリオン座流星群を見られる日でした。
日中、千葉市科学館が無料で入れたので、久々にプラネタリウムを鑑賞し、夜は、ほぼまん丸のお月様とその近くに赤く光る火星を見ました。
また、流星群は22日の未明にピークを迎えるため、見るのは諦めていたのですが、なぜか25時半にぱっちりと目が覚めてしまったので、流れ星を探すことに。
ちょうど月明かりもなく、ベッドのヘッドボード上の窓からは、窓枠のフレームにぴったり収まる感じでオリオン座が見え、プラネタリウムで教わったリゲルやべテルギウスなど明るい星も、くっきり見えました。
モルディヴで見た流れ星に比べると小さかったけど、1つ目を見つけてからは、興奮して目が冴えてしまい、結局27時まで幾つもの流れ星を見て、一人で喜んでいました。
私が生まれて初めて流れ星を見たのは、モルディヴを訪れた18年前のことです。
スリランカ航空に乗って、コロンボ経由でマーレへと向かい、海外旅行デビュー&外資系航空会社デビューの夫は、何かとナーバスになっていました。
でも、離陸後に、窓から九十九里浜の長い海岸線や白い波を見たときは「すげ~!」となり、その後も、眼下に地図帳を広げたかのような景色がのぞめ、長くくねる黄土色のメコン川が見えて大喜び。
他にも、パーソナルモニターで、眼下と前方の景色を両方楽しみました。
↑ ハネムーンケーキのサービス。
ホワイトチョコのプレートに「Happy Wedding」と書いてあり、甘い生クリームとフルーツがたっぷりで、スポンジもふわふわで美味しかったです。
魚が苦手な夫は、機内食も楽しめず、パンとチーズとフルーツタルトしか食べられなかったので、ケーキがあって助かりました。
↑ でも、ひたすら本を読んだり寝たりして過ごしたら、思いのほか早くコロンボに着いたようです。
コロンボに着陸する前には、ゴツゴツとした茶色い山や、緑豊かな景色が見え、空港はこじんまりとしていました。
コロンボからマーレは1時間位のフライトで、乗ったと思ったら到着。
入国審査場に銃を持った警備員が立っていて怖かったことと、並ぶ列がなかなか進まなくて、ガイドブックに書いてあった通りだったことを覚えています。
マーレに着いたのが夜だったので、きれいな海を見られないまま、1泊目はフルレというホテルに泊まりました。
翌朝、目が覚めると、外はよく晴れていて、昨日は真っ暗だったところが、美しくて青い海の景色に変わっていて感動!
でも、私たちが滞在するのは、マーレではなく、アリ環礁というところで、エアタクシーと呼ぶ水上飛行機に乗って行くので、フルレホテルはすぐにチェックアウトとなりました。
↑ チェックインして、シート番号のない搭乗券をもらいました。
↑ エアタクシー。
夫は「これに乗るの?大丈夫かよ~」と不安げな顔で、狭い入口から乗り込みました。
中は、15人位の乗客とスーツケースでいっぱいになるくらいで、パイロットが2人。
5分かけて水上の滑走路を進み、飛ぶときは、話し声が聞こえないほどのエンジン音と、ものすごい振動に恐怖を感じましたが、気づいたら海の上にいて、マーレの街がおもちゃみたいに見えました。
その後、私たちがエアタクシーの中から見たのは、ひたすら続く青い空と海、水色&黄緑色&エメラルドグリーンを混ぜたような環礁、流れるように浮かぶ小さな白い雲で、正に楽園のようでした。
地球上にこんなに幻想的で美しい景色があることが信じられず、夢を見ている感じで、でも25分間のフライトが短すぎると感じるくらい、ずっとずっと眺めていたかったです。
アリ環礁のディドゥフィノールに着くと、エアタクシーの発着場所まで、リゾートからドーニ(舟)が迎えに来ます。
向こうに水上コテージが見えて、めちゃめちゃテンションが上がりました。
↑ フロントでチェックイン&ココナツのウェルカムドリンクサービス。
それから、長い桟橋を歩いて、コテージに案内されました。
部屋に入ると、天蓋付きベッドにウェルカムフラワーが飾られ、木の温もりを感じる素朴なインテリアなど、どこもかしこも素敵でした。
デッキから直接海に入れるのも、ワクワク気分を盛り上げてくれます。
海の透明度が高くて、海とは思えませんでした。
↑ 室内ドアを開けると、桟橋のすぐ向こうには海。
↑ ドーニ(舟)の形をしたコテージで、1年前にオープンしたばかりなので、とてもキレイで快適でした。
↑ 413号室。
↑ 私たちのコテージから、レストランやフロントがあるところまでは、かなり距離があって、食事の度に5分くらい桟橋を歩いて行かなければならないのですが、全然苦になりませんでした。
↑ ペリカンみたいな鳥がいたり、海にはカニや小さな魚やカラフルな魚がいっぱいいて、見ていて飽きなかったです。
↑ 時々、エアタクシーが離発着する以外は、船なども見かけないし、上空に飛行機も飛ばないし、聞こえるのは絶え間ないさざ波の音だけ。
静かで穏やかな時間が流れ、ここでの滞在は、まるで別世界にいるみたいでした。