渋峠ホテル
翌朝、部屋の窓からは青空と山のきれいな景色が見えました。
↑ 20年位前に妹のアパートの部屋から見た山の景色を思い出して「グルノーブルみたいだな~」と懐かしかったです。
↑ 私は秋の空や雲を見ると心が惹かれて、何故か分からないけどむしょうに写真を撮りたくなります。
↑ 湯田中を後にして、渋峠へ。
渋峠には、日本の国道で一番標高が高い場所があったり、長野と群馬の県境に建つ「渋峠ホテル」があるので、ドライブしながらそこに行ってみることにしました。
その国道292号は、我が家の車スカイラインの名前の元になったとか、近くの志賀高原には夫も私も小中学生のときに林間学校やスキー教室で何度も訪れていたとかで、勝手に親近感を抱きつつ、晴天で空気も澄んでいて気持ち良かったからか、くねくねした山道でも車酔いすることなく、30分程で渋峠ホテルに到着。
↑ 真ん中で長野と群馬に分かれているホテルなんて、とっても面白い!
渋峠ホテルの道向かいには横手山に登るリフトがあって、娘と夫が「せっかくだから乗ろうよ!」と言うので乗ってみました。
横手山頂
↑ ところが、公園のブランコみたいなスカスカの椅子で安全ベルトもなくて、いつでも動かせる安全バーしかないので、落ちてしまいそうな不安に襲われて私は半分パニックに。
よく考えればスキーリフトなんてそんなものなのに、高い山に向かう景色に圧倒されたのか、地面からも結構な高さがある割には守られていない感じがして、バレエシューズも脱げてしまいそうで怖かったのです。
なので、両手でしっかり安全バーを握りしめるのに必死で、後ろを見て眼下の景色を楽しむとか写真を撮るとかはできませんでした。
↑ でも、リフトで15分位の恐怖に耐えたあとは、見渡す限りの絶景に大興奮でした!
↑ 3人とも心から「リフトに乗って上に来て本当に良かった!」と思いました。
ただ、私は下りのリフトに乗るのが憂鬱だったので、しばらく美しい景色を眺めていたかったのですが、娘はリフトが楽しくて仕方ないらしく「早くリフトに乗ろうよ~」と急かします。
しかも「帰りは1人で乗りたいから、ママとパパ2人で乗って」などと言ってきて、そうするわけにはいかないので、渋々リフト乗り場に向かうはめに。
↑ 始めは少し余裕があって、後ろの夫を写真に撮ったりもしたのですが、
↑ 突然ぐっと傾いたような気がして、安全バーの隙間から体が滑り落ちたらどうしよう!という恐怖を感じてからは再び心臓がバクバクでした。
↑ でも、あまりにも景色が素晴らしいので、「ちょっと雲海みたいだよね!」なんて言いながら必死で写真を撮りました。
↑ ゴールが見えるまでの15分がとても長かったです。
私は高所恐怖症でもないし、まさかリフトごときでこんなに怖い思いをするとは夢にも思いませんでしたが、夫に「歳とったってことだよ」と笑われて「きっとそうなんだろうな~」と納得。
小布施
それから、栗で有名な小布施に立ち寄って「栗の木テラス」のモンブランを食べ、蕎麦の昼食をとってからは一路千葉へ。
↑ 夫はプリン、娘はチョコケーキを食べましたが、それぞれ全部お上品な甘さで美味しかったです。
帰り道は、私と娘が後部座席でぐうぐう寝るなか、夫は吉川晃司さんや布袋寅泰さんをBGMにひたすら運転を頑張ってくれました。
そして、埼玉の蓮田SAで最後の休憩をとったのですが、ちょうど太陽光が雲の隙間から差し込んで「天使の梯子」みたいになっていたので、嬉しかったです。
↑ 娘が上手に写真を撮ってくれました。
ちょうどこの頃、竜王マウンテンパークの「SORA terrace」では約1週間ぶり位に雲海が発生していたようで、1日違いで見られなかったことは残念に思いましたが、他の神秘的な景色にいっぱい出会えたことは良い思い出です。
またいつか長野を訪れる機会があったら、そのとき雲海を見られたら良いなと思います。