2013年の夏に、家族旅行で四万温泉へ行きました。
妹が「千と千尋の神隠しのモデルになった旅館があるみたいよ。」と教えてくれて、調べてみたら「積善館」だと分かりました。
積善館は元禄時代に建てられた湯治宿で、近隣の観光も含めて温泉や食事が楽しめそうなので、皆で行ってみることにしたのです。
高崎パスタ
高速道路の渋滞と長距離ドライブで少々疲れた頃、高崎に着いたので、ランチにパスタを頂きました。
高崎市はパスタ店が多いことで全国的に有名らしく、市内のあちこちに美味しいパスタ店があるようです。
↑ 「SHANGO」のパスタは、味も美味しかったのですが、そのボリュームの多さに驚きました。
高崎だるま
高崎はだるまでも有名なので、「大門屋」で絵付け体験をさせてもらいました。
お店の中に入ると、大小さまざまなだるまが置いてあります。
絵付け体験の際には、職人さんの迷惑と邪魔にならないよう、私語をつつしんだり話し声を小さくして、職人さんの話をよく聞いて、手の動きをよく見ました。
それぞれ好みのだるまを選んで、願いを込めつつ片目を入れる作業に挑戦しましたが、「黒目の大きさや位置や濃さなど何一つ同じものはなく、描いた人の個性が出る。」という職人さんのお話どおりでした。
積善館
四万川沿いに昔ながらの温泉宿がいくつもあるのですが、積善館は荘厳さが別格で圧倒的な存在感があります。
↑ 宿に向かう赤い橋も、千と千尋の神隠しのモデルの1つになったとか。
↑ フロント。趣があって素敵です。
↑ 私たちはエアコンのある部屋をチョイス。壱番館というコンクリート作りの建物で、一番奥の部屋まで赤い絨毯が敷かれた狭い廊下を歩きます。
↑ 基本的に全てセルフサービスで、バストイレも共同スペースのものを使います。
↑ フロント横の階段を上り、自販機のある休憩スペースを越えると、両親と妹家族の部屋があります。
↑ 広さも十分だし、窓を開けているだけでひんやりした風が入ってきて涼しいので、クーラーがなくても問題なさそうです。
むしろ、私たちの部屋のほうがクーラーがあっても暑い感じでした。
夕食前には、積善館のご亭主が館内の案内をしてくれるツアーに参加しました。
「千と千尋の神隠し」のモデルになった場所やエピソードなどをお話ししてくれて、とても面白いツアーだったのですが、娘が眠気でグズグズになってしまったので、私と娘だけは途中で席をはずすこととなり残念でした。
↑ 千尋が走ったりしていそうな、アニメそっくりの場所です。
↑ 室内もそっくりで、千尋が飛び出してきそうです。私も自分の目で見たかった!
↑ 館内の廊下(お風呂に向かう)も、まるでトンネルのようになっていたりします。ここも、アニメのモデルになったと言われています。
↑ 夕食は広い座敷で頂きました。
胃に優しい味で、決して子ども向けではなさそうなのに娘も姪も「美味しい!」と言ってぱくぱく食べました。
私は和食が大好きなので大満足でした。
お風呂でさっぱりしたあとは、「ちょうちんウォーク」の散歩を楽しみました。
日中は30度以上の気温で暑かったけど、夜はだいぶ涼しくなっていました。
近くの温泉宿の宿泊客が集まって、浴衣でちょうちんを手に温泉街をぶらりと1周するのですが、タイムスリップしたような景色の中を歩いて、昔ながらの遊技場や駄菓子屋などをめぐるのも楽しかったです。