砂像を楽しんだあとは、匝瑳市に戻って「食堂おたふく」で夕食を頂きました。
道路が少し渋滞したのもあって娘は空腹がつらく、お店に着いたときはテンションがかなり低かったです。
そして、自分が注文したしょうゆラーメンがくる前に、待ちきれなくて私のご飯をぱくぱく食べてしまうほどでした。
でも、娘が食べたしょうゆラーメンも、私と夫が食べた生姜焼き定食もどちらも美味しくて、ボリュームもたっぷりで大満足でした。
食後にはバニラアイスも食べました。
宿に戻ると玄関先やお庭がライトアップされていてキレイでした。
お部屋には布団も敷いてあり、壁に着物の帯が掛けられていたり、壁紙やプリーツスクリーンなどの模様や色がとても素敵です。
↑ 最近、娘は「ひょっこりはん」が好きでよく真似をしています。
↑ 自宅から持参したぬいぐるみのラッキーと。
ホタル観賞
部屋でくつろいでいると、オーナーの安永さんが「ホタル見たい?」と声をかけてくれました。
宿から徒歩3分位のところでホタルが沢山見られるようで、明日には農薬を撒いてしまうので今晩がチャンスとのことでした。
私は子どもの頃、祖父母の家のまわりの田んぼでホタルを見るのが大好きでしたので、娘が3歳のときから毎年市川市にある大町自然観察園にホタルを見に行っています。
でも、田んぼで見るのは娘も初めてだし、夫も私も子どものとき以来なのでそれはそれはワクワクして「絶対行きたいです!」と答えました。
20時半すぎ、全身に虫よけスプレーを嫌というほど吹き付けてもらい、私はパジャマの上に浴衣まで羽織って出発しました。
蚊が血に飢えていて吸血鬼のようだから、なんて聞いてしまったので家族3人とも万全の装いです。
もう1組宿泊客のご夫婦が一緒に参加したので、安永さんの車に皆で乗り込んで往路のみ送ってもらいました。
アスファルトの道路から狭いあぜ道に入ると、車のライトに反応してあちこちからホタルが集まってくるのが見えてびっくりでした。
車から降りると、すぐ目の前をチカチカと儚げな光が飛び交い、手のひらや洋服にもとまったりするので、皆で「すごい!キレイ!」と大興奮でした。
↑ 私のおしりにもホタルがとまりました。
でも、安永さんの車がいなくなった途端、ホタルのあかりも急に少なくなり、お借りしたライトを使ってもなかなか姿を現してくれなくなってしまいました。
毎年見ている市川では、あかりは厳禁なので何だか不思議な感じでした。
そこで、宿に戻ることにして「ヤマザキさ~ん、お先に失礼しますね~」とご夫婦に声をかけたのですが、5メートル位離れた所から聞こえたのは、奥様の「小林で~す。」という声と旦那様の「(ヤマザキでも)何でもいいで~す!」という声でした。
私は、顔から火がでるほど恥ずかしくて「すみませ~ん!!!」と必死に謝りましたが、近くでは夫と娘がクスクス笑っているし、自分も可笑しくてたまらず、たぶん小林さんご夫妻も失笑していたことでしょう・・・。
自分でも、なぜ自信をもって似ても似つかない苗字を呼んでしまったのかよく分からないけど、ご夫婦の返しがなんとも面白くて優しくて余計に笑ってしまいましたし、夫と娘には寝る直前までずっといじられました。