バートラガーツ
バートラガーツは温泉地として有名で、アニメでも足の不自由なクララが、治療のために立ち寄る場所として描かれています。
私たちは、高級ホテルに付随する温泉スパ「タミナテルメ」のプールで遊ぶ目的で訪れました。
↑ バートラガーツ駅。古いけど立派な建物でした。
↑ 駅前からバスに乗って、タミナテルメへ。
タミナテルメ
外観は豪華な造りでうっとりでしたし、中もとてもゴージャスでした。
ロッカーの鍵のかけ方が少し複雑で、アナログ人間の私には難しく感じたのですが、娘はなんのその。
水着に着替えて、早速温泉プールを楽しみました。
ここには、19℃~39℃くらいの温泉プールが屋内外に5、6カ所あって、プールのようだけどお風呂みたく温かくて、特に屋外のプールは開放感たっぷりでした。
青い空と緑の山の美しい景色を見ながら温泉プールに入るのは、ものすごく気持ち良かったです。
娘はあちこち行ったり来たりして、ジャグジープールでけのびを練習していました。
2時間目一杯楽しんだあとは、バートラガーツの街を散策。
でも、ついさっきまで晴天が広がっていたのに、街の散策を終えたころ急に黒雲がたちこめて風もひんやりしてきたので、急いでマイエンフェルトへ帰ることにしました。
案の定、バートラガーツ駅に着いた途端、大きな雷鳴が轟いて大粒の雨が降ってきました。
運の悪いことに、1本乗り遅れてしまったので、次の列車を待つ間にもどんどん雨脚は強まってきて、稲光も沢山見えて、「列車が遅れたり止まったりしたらどうしよう。」と不安になりました。
バートラガーツからマイエンフェルトはたったの1駅なので、何とか帰れますようにと祈りながら、暴風と横殴りの雨の中、到着した列車に乗り込みました。
そしてマイエンフェルト駅に着くと、ちょうどハイジドルフに向かうバスが出発するところで、私たちはそのバスに飛び込みました。
バスなら10分程度で宿のそばまで行けますが、もし徒歩だったら1時間近くずぶ濡れになりながら山道を登って帰らなければならなかったので、バスに乗れて本当に助かりました。
でも、バスを降りてから宿までは徒歩3分の距離なのに、ゲリラ豪雨のせいですっかり濡れ鼠になってしまいました。
↑ カップヌードルの夕食で、冷えた体を温めました。結局雨は夜中まで止まず、雷の音も耳のすぐそばに聞こえるので、布団の中でずっと「ここに雷が落ちませんように!」と祈りながら眠りました。