藁ベッドの宿を目指して
朝起きると、空には雲がいっぱい。
10時にホテルをチェックアウトして、赤ハイキングコース(ハイジの見所をたどるハイキングコースで、赤コースと青コースがある)を進みながら、今日から3泊する藁ベッドの宿を目指します。
出発してすぐに小雨が降り出し、大荷物を抱えながら傘をさすのは不便なので、レインコートを着ました。
疲れないうちにどんどん進みたかったのですが、道の途中に羊がいて、娘が呼ぶと近くまで来てくれたので、しばらく触れ合っていました。
ここからしばらく(1時間以上)緩い坂道を登っていかなければなりません。
雨はいやだったけど、建物やまわりの景色がきれいで、アニメの世界に飛び込んだような感じでした。
ひたすら続くぶどう畑の道が、とても辛かったです。
始めは「わ~!ぶどう畑!」なんて思ったけど、いつの間にか単調な景色に思えて、一体いつたどり着くのか分からないのもあって「誰か車で連れて行って!」と思いながら歩いていました。
でも、人っこ一人いないし、タクシーなんて全く走っていませんから、何度も何度も休憩しては「もう少し頑張ろう!」と声をかけ合いました。
結局、ホテルを出てから2時間近く歩いて、お昼頃にやっとハイジドルフ(ハイジ村)に到着。
ハイジドルフには、ハイジハウス(アニメの冬の家のモデル)、ハイジアルプヒュッテ(2016年にオープンした、アニメの夏の家を再現したもの)、ヨハンナシュピリ博物館があります。
娘も私も、すぐにでもそこで遊びたかったのですが、まずは荷物を置くために、藁ベッドの宿「HOF JUST」へ向かいました。
簡易な地図しかなくて少し迷いましたが、親切な方に教えてもらって無事に見つけることができました。
HOF JUST(ホフ ユスト)
ネットで調べて、藁のベッドに泊まらせてもらえるなんて素敵!と思って3泊予約しました。
そこは、ユストさんご夫婦の自宅の一部をドミトリーにしていて、世界中から人々が訪れているようです。
朝食がついて1泊¥3,000という料金も魅力的だし、何よりも「藁ベッドで眠る」という夢が叶うことが嬉しく、この旅の一番の目的でもありました。
チェックインすると、「今日はあなたたちだけよ。」と言われ、最大で8人入れる藁ベッドのロフトを二人で占領できました。
↑ 梯子を上ると藁ベッドがあります。 普通の2段ベッドもあります。
↑ 藁ベッドにごろん。藁の匂いに包まれるのは、とても気持ち良かったです。
↑ 「本当に来ちゃったね~!」と喜びを分かち合いました。
↑ 窓からは山も見えます。