私と娘は、昨年の秋頃から「今度の夏休みは絶対イギリスに行こう!」と盛り上がっていました。
なぜなら、「ハリー・ポッター」の映画と「ピーターラビット」の絵本が大好きで、それらの舞台になった場所を実際に訪れたかったからです。
特に、ピーターラビットについては、親子で毎週みている「世界ふしぎ発見」で湖水地方が扱われていたり、5月には実写版の映画も観に行ったので、益々行きたい気持ちが高まっていました。
そして、本当は、夏休みよりも安いという理由で春休みに行きたかったのですが、ピーターラビットの作者ビアトリクス・ポターが晩年に暮らした「ヒルトップ」の見学が冬期はできないので、夏休みに行くことに。
航空会社は、昨年「アルプスの少女ハイジ」をみて急にスイス旅行を決めたときに利用したカタール航空です。
2年連続でヨーロッパ路線でマイルを貯めれば、ソウルへの無料航空券が手に入るので、それも狙いました。
成田から出発。昨年も81番ゲートからでした。
ここからドーハまで11時間のフライトです。
娘は、相変わらず機内食が苦手で、食事時間のテンションは低かったのですが、パーソナルモニターで「ピーターラビット」を2回も観たり、まとまった睡眠にあてたりして苦労なく過ごしていました。
私は、娘に膝枕をしてあげていて、思うように体を動かせなくて、気づいたら膝が痛くなってきて、初めての痛みに大きなショックを受けました。
そして、こんなにズキズキ痛かったら、帰りの飛行機が思いやられると思って、ネットで「機内 膝の痛み」と検索したところ、冷えが良くないとのこと。
確かに足元がスースーして寒いなと思っていたし、おすすめの改善法の通りに、ブランケットを1枚余分にもらって、1枚をぐるぐると下半身に巻いて、もう1枚を肩からかけたら、嘘のように治ったので良かったです。
ドーハのハマド空港に着きました。
ロンドン行きの出発まで5時間あるので、昨年めちゃめちゃ楽しんだキッズスペースへ。
1年ぶりに遊べて、今年もまだまだ楽しいようでした。
今年も色々な国の子どもたちと触れ合いました。
写真の男の子が、私たち親子になついてず~っとそばに来て、娘ともじゃれあっていました。
ちょうど甥と同じくらいの歳だったので、やることや表情などが同じで益々親しみがわいて可愛かったです。
私は、対等に遊ぶのは無理だけど、「私(僕)を見ててね」という子どもを見守るのは好きで、「できたよ」という表情の子どもに「すごいね」のアイコンタクトを送って仲良くなるパターンが多いです。
でも、やきもちやきの娘に「私のママだからダメ!」と阻止されたりもします。
キッズスペースの他にも、アラビアン雑貨店をのぞいたり、空港内をぐるぐる散歩しました。
ハマド空港のシンボルの黄色いクマ。
ロンドン行きの飛行機は小さく、中もガラガラでした。
娘は6時間、殆ど寝ていました。
このパイは意外と娘の口に合ったよう。寝起きなのにぱくぱく食べていました。
ガトウィック空港に到着しました。
降機後、娘が喉の渇きと吐き気を訴えたのですが、どこにも自販機も水飲み場もありません。
入国審査場に着いたら、審査待ちの列もかなり長く、ムシムシとした暑さも手伝って余計に気持ち悪くなってしまいました。
でも、かれこれ30分くらい並んで、あと数人というところまで来たころには、具合も少し良くなり、入国審査官のお兄さんとあれこれお話して笑ったりしたら、すっかり元気になりました。
ガトウィック空港からは、ガトウィックエクスプレスに30分乗ってヴィクトリア駅まで行き、そこから地下鉄でユーストン駅に向かいます。
カタール航空が到着した南ターミナルから、ガトウィックエクスプレスが発着する北ターミナルまでシャトルで移動したりと、ガトウィック空港もかなり広くて移動が大変でしたが、帰りの日に迷わないように一生懸命景色を目に焼き付けました。
ガトウィックエクスプレスの乗車券は、事前にネットで購入しておきました。
私は機械音痴なので、タッチパネルなどで切符を買ったりするのはあまり好きではありません。
ですから、地下鉄に乗るのも「オイスターカード」というSUICAのようなカードを窓口で買って、自動券売機には近寄りませんでした。
ロンドンはこの日気温31度で、かなり湿気が高く、地下鉄の車内は暑くてイライラしましたが、近くの人がみな親切で、娘にすぐに席を譲ってくれてとても嬉しかったです。