ベイカーストリート
マダムタッソー館は、地下鉄のベイカーストリート駅から歩いてすぐの所にあります。
ベイカーストリートといえば、名探偵シャーロックホームズですから、駅前には銅像があったり、地下鉄のホームの壁にもパイプをくわえるシャーロックホームズの横顔が描かれていたりします。
そして、ホームズの住所として知られる「ベイカー街221b」は、シャーロックホームズ博物館になっています。
駅からも近いので「ちょっとのぞいてみたいな」と思って行ってみたところ、数100mの行列ができていてびっくり仰天でした。
シャーロックホームズ博物館の2階には、小説のままの部屋が再現されているらしく、コスプレもできたりと、シャーロキアンにはたまらないのでしょうが、一体何分待たされるんだろうと思いました。
1階のグッズショップもそれなりに混んでいるし、娘は小説自体読んだことがないので、私たちは写真を撮るにとどめて、その場をあとにしました。
でも、娘はシャーロックホームズが世界中で多くの人に愛されていることがよく分かったようで、「私も読んでみたい!」となったので、本を買ってあげようと思います。
私も、小学生のとき以来何十年ぶりかに読み返すのも面白そうです。
シャーロックホームズ博物館は見学できなくて残念でしたが、この日の昼食は、その名も「シャーロックホームズ」のパブで、そこもシャーロックホームズにちなんだ装飾やインテリアが楽しめるので、早速地下鉄の駅へ。
ベイカーストリートからチャリングクロスへ移動し、駅前の地図で確かめながらパブを探しました。
割と簡単に見つかりました。素敵な外観でうっとりしてしまいました。
1階がパブで、レストランは2階です。
娘の大好きな顔出しパネルがありました。
階段を上りきったところに、ホームズの書斎が再現されていました。
きっと忠実に再現されているんだろうなと思い、日本で小説を読み返してから来れば良かったと後悔。
席に案内されて部屋を見回すと、あちこちにホームズ関連グッズが展示されています。
シャーロックホームズは架空の人物なのに、こうしたものを目にしていると、本当に生きていたかのような錯覚におそわれて、夢と現実がごちゃまぜになったような気分になりますが、それがまた楽しいです。
お料理は「フィッシュ&チップス」を頂きました。
好き嫌いの多い娘が食べられなかったら困るので、ボリュームの多いフィッシュ&チップスを1皿注文しました。
運ばれてきたお皿の大きさにのけぞりましたが、どれもこれも娘の口に合ったようで、ぱくぱくと平らげてくれました。
それにしても大きな魚!娘の顔の2倍くらいあります。
でも、本当に美味しくて、私もいっぱい食べました。
前日に湖水地方で頂いたハイティーのサンドイッチといい、この日のフィッシュ&チップスといい、文句なしの味に「イギリス料理大好き!」と親子で大満足でした。
食後は、パブから少し歩いてエンバンクメントピアに向かい、そこからテムズ川をクルーズする船に乗って、ロンドンの有名な建物を船の中から観光することにしました。
外は時折り小雨がぱらつく程度で、歩いて観光できなくはなかったけど、船からまとめて眺めるのも良いなと思ったのです。
そこで、テムズクリッパー乗り場に行って、持っているオイスターカードをタッチし、船に乗り込んで最前列の席を確保。
グリニッジピアまで40分のクルーズを楽しみます。