私が初めてベトナムへ行ったのは、20年前のことです。
JALを利用して友人と2人で行ったのですが、当時は成田からホーチミンへの直行便を飛ばしていなかったので、羽田⇒関空⇒ホーチミンというルートで、お昼前に羽田を出て、ホーチミンには現地時間の18時に到着。
ホーチミンは、11月の日本の寒さとは真逆の、ムシムシとした暑さがあり、体力を奪われる感じでした。
また、ホテルに向かうバスの中では、お喋りしていた日本人女性2人が、同じ会社の先輩だと分かり、驚きの偶然に盛り上がりました。
コンチネンタルホテル
私たちが泊まったコンチネンタルホテルは、老舗のクラシカルな造りで、廊下やロビーなど全てが洋風でありながらも、ベトナムっぽさも感じられます。
友人と「テンション上がるね!」と喜んで、一休みしたあとは、シンカフェへ行って、翌日のミ・トーツアーを申し込みました。
そして、夜遅くまで多くのアオザイショップが開いていたので、色々とのぞいて、それぞれお気に入りのものをゲットしたり、ベビーピンクのアオザイをお揃いで買ったりしました。
店員さんがとても親切で、アオザイ購入のおまけで、麦わら帽子をプレゼントしてくれたので、とても嬉しかったです。
買い物後は、バーのようなレストランへ行って夕食をとり、店員さんが日本語を教えてほしいと熱心に話しかけてきたので、お互いの言葉を教え合いました。
食事をする私たちの目の前で、カーペンターズやビートルズの曲を歌って演奏してくれて、食事がより美味しいものに感じました。
ミ・トー(メコン川クルーズ)
翌日は6時半に起床し、友人とお揃いのアオザイを着て、ホテルのレストランで朝食を頂き、8時の集合に合わせて出発しました。
バスには沢山のツアー客が乗っていて、日本人は4、5人くらいでしたが、出発直前にアオザイ姿の女性2人が現れて、前日に知り合った先輩たちだったので「またまた偶然ですね!」とびっくり!
まずはバスで高速を走り、窓からは沢山のバイクと自転車が走っているのが見えました。
道が悪くてガタガタ揺れるので、車酔いしそうでしたが、ホーチミンの賑やかな景色が徐々に田んぼだらけののどかな風景に変わってからは、窓にかじりついて外を眺めました。
千葉の田舎の景色にも似た懐かしさがありましたが、民家の庭やカフェにはハンモックがかけられていることが多く、お昼寝国民のベトナムらしいなと思いました。
バスを降りてからは、大型の船でクルーズに出発し、始めは水上マーケットの様子や、木でできた大きな船や、釣り人を横目に見ていましたが、そのうち原生林ばかりになりました。
↑ ツアーガイドさんと。
続いて、中型の船に乗り換えて、川幅の狭いところを進み、島でライス、野菜、豚肉の昼食を頂きました。
一緒のテーブルになったアメリカ人の中年男性とイギリス人の青年とお喋りをし、彼は日本に6週間いたため、日本語や日本食や日本の習慣などを結構知っていて、話が盛り上がって楽しかったです。
食後は、メコン川に住む人たちの歌と楽器の演奏を楽しみ、フレッシュフルーツやハニーティーを頂き、最後に小型の手漕ぎボートに乗り換えて、ゆっくりゆらゆらと川を進んで行きました。
気温と湿度が高くて体が辛かったけど、リアルなジャングルクルーズにはワクワクで、ジャングルの中は意外と涼しかったので、気持ち良い風を感じながら、非日常を味わいました。
帰りは、スコールにあいましたが、一度ホテルに戻ってシャワーを浴びたあとは、会社の先輩と一緒に夕食に出掛ける約束をして、昨日買ったばかりのアオザイに着替えました。
夕食は「タンナム」というレストランで食べました。
お店の雰囲気も良く、生ハルマキ、お好み焼き、混ぜご飯、蒸した魚、ちくわのようなものをライスペーパーで巻いたものなど、それも美味しくて、4人でお喋りを楽しみながら、ベトナム料理を堪能しました。
ですから、翌日は、ホテルの朝食でも、いつもよりベトナム料理を多めに食べました。
↑ レストランのスタッフと。
食後は、ホテル内で沢山写真を撮りました。
アオザイを着ていると、どこでも喜んでもらえて声をかけてもらえるし、着心地も良くて動きやすいので、友人も私もすっかりその魅力にハマってしまいました。
その後、買い物天国のベンタイン市場へ。
沢山お買い物をして満足したあとは、郵便局へ行って、日本の家族や友人にポストカードを送りました。
↑ カテドラル。
↑ ホーチミン市庁舎。
それから、シクロドライバーさんと交渉をして、少し遠いところまでの観光をお願いすることにしました。
1人1台乗ったので、離れ離れになったらどうしようという不安も若干あったのですが、底なしに陽気なドライバーさんを疑う余地もなく、始めに連れて行ってくれたベトナム料理のお店がものすごく美味しかったので、すっかり仲良しに。
↑ ドライバーさんオススメのフォーは、本当に美味しくて感激しました。
フォーだけでなく、揚げパンがまた好みの味で、本当はローカルなお店って衛生面が心配なのですが、お腹を壊したら壊したでいいやと思うくらい美味しかったです。
↑ タイムスリップしたみたいな景色でした。
↑ ここも、ドライバーさんオススメのパゴダだそうで、ベトナムっぽさが印象的でした。
結構な距離を移動してくれたし、色々と楽しかったので、チップを多めに加えたら、思いのほか喜んでもらえて、お互いに「カムオーン!(ありがとう)」と言い合いました。
↑ 帰りの飛行機は23時半発なので、夜までホテルで過ごし、また関空経由で羽田に帰りました。
短期間だったけど、沢山の人と「シンチャオ!(こんにちは)」と挨拶をしてお話ししたことは、良い思い出になりました。